2010年05月16日    香りではかる

先日、ご好意に甘え伺った先は長野県松本市にあります東洋計器株式会社
久々にお会いする社長の土田泰秀さまはお変わりなく、博識の土田さまらしく興味深いお話で学ばせて頂きました。
とても楽しかったです♪お声を掛けて頂きまして、有難うございました。 
お世話になりました女性社員の皆さまにも、感謝いたします。

さて、拝見させて頂いた本社内に設置された「展示室」には、驚くべき品々が!

香りではかる
↑しゃもじの様に見える携帯用皿ばかり(=銀はかり)が、コレクションの始まりをつくったものだそう

香りではかる日本のはかりのモデルになったオーストリア製のはかり

 香りではかる 香りではかる
↑左:馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)は、養蚕の神様と言われている。
   養蚕は長野県とも、計量の世界とも切っても切れない関係
 右:現在の銀行地図マークになった元

ガス・水道メーターなどを開発、製造しているこちらの会社では”測る”ということをテーマにした「はかり展示室」があります。
時代ごとに大小様々なはかりやそれに関するものがありますが、中には日本のはかりのモデルとしたものや、戦時中の金属不足に対応して作られた陶器製の分銅など、日本・中国・ヨーロッパの貴重な品々が揃っていました。

その数々の中で”色と香り”に携わっている私には、とても興味を惹かれるお品がありました!
「御香具はかり」と「香時計」です。
「御香具はかり」は、江戸時代に大奥で使用されていた香をはかるはかりだそうで、やはり香りのものは日本では源氏物語にも書き表されている様に高貴な方々の勲章でもあり、海外ではシルクロードでの高価な物品として希少価値があったものだと、こちらの品を拝見しても確認することができました。
香りではかる
↑御香具はかり

また、「香時計」は珍しい上に人の知恵が詰まっているものでした。
一定時間で燃える抹香を利用したもので、香りを醸し出しながら優雅に時を知らせる・・・・忙しない現代人とはまた違う感覚で時を刻んでいた人々が確かにいたこと、歴史好きな私には感激でした。

香りではかる
↑香時計

まさに”歴史の中に香りあり”を学び、歴史の絵巻物の如くを拝見出来たひと時となりました。

※毎年11月1日「はかり記念日」に合わせて、一般公開もされていらっしゃるようです。
詳しくは、東洋計器株式会社さまへお問い合わせください。

 

 


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Posted by EVERGREEN at 08:40 │Comments( 0 ) 暮らしの中の色香
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