2019年01月27日    - 時を超えて -

先日、初めて訪れたギャラリーで目を奪われたモノクロ写真。

撮影者は、明治・大正・昭和初期を生きた写真家・横内勝司。
松本に生まれ、日々の暮らしや山岳写真、あるいは現在のコマーシャルフォトに値する作品を残している。
その時代、カメラ自体が高価で貴重であり、写すのも”肖像画”や”晴れの日の一世一代の記念写真”が主であった時、既にこの様な感覚と目を持って撮影に挑んでいたとは・・・。
今見ても景色と画面の切り取り方のセンスやスキルに時を超えた力を感じずにはいられません。
残念なことに33歳で短すぎる生涯を閉じたため、日本の写真史にその名を見付けることは難しい。

横内勝司のご子息との出会いから、残されていた大量のガラス乾板の作品を観て衝撃を受けたカメラマン・石田道行氏が作品展を行ったのは2015年のこと。
「あの時代の日本にこの感覚でシャッターを切り、世の中を見ていた人がいた」と知るだけで、安易な言葉では言い表せない感動を得ました。

世の中にはまだまだ知らない出来事がたくさんある。
「平成」と言う時代が終わりを迎える時、時を超えてモノクロ写真からメッセージを受け取った気持ちになる。

- 時を超えて -











映画のワンシーンの様なこの作品。
美ヶ原で乗馬をしている人々。
これだけでは伝え切れないので、ぜひ実際の作品をご覧いただきたいと思います。


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Posted by EVERGREEN at 20:55 │Comments( 0 ) 暮らしの中の色香
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