2017年09月17日    補完療法としてのアロマセラピーの可能性と実践

立て続けにいただいたご相談。
ご入院されていらっしゃる方、そしてご担当の患者さんへのアロマセラピー&ハーブの活用法。
癌、認知症、脳腫瘍、脳出血の病を抱えていらっしゃる方のお身内の方、友人知人、そして現場で寄り添う医療者の方からのお問い合わせです。
中には、ターミナルケアとしてのご相談もあり、私としては患者さん自身だけでなくケアしているご家族の方にとって、この様な状況時にアロマセラピーを取り入れていただくことはとても助けになる、と信じています。
オイルでのトリートメントだけでなく、経口摂取が可能な場合はハーブティーを水分の一部として差し上げることなども出来ます。
香りを”ケア””キュア”に補完として取り込むことのメリットは、患者さん+取り巻く近しい方々へ同時にそれぞれに必要なサポートが促せるということです。
患者さんにとっては心身の緩和を見込めることもあります。
ケアされているご家族にとっては、付き添われていらっしゃる方ならではの切なさや悲しみ、苦しみなどの安らぎの一助として。
また、疲弊してしまった心にもとても助けになります。
・・・お別れを迎えてしまった後には、グリーフケアとして。

私自身、義父の看病の際には許される範囲内でアロマセラピーを取り入れました。
毎日のお見舞いの際、細く細くなり乾燥してしまった足にオイルトリートメントをしていました。
そしてお別れの際にも、香りで整えお見送りした経験があります。
アロマセラピストとして植物芳香療法が導く影響力を患者の家族として、またそのケアによって医療従事者の皆さまの反応をつぶさに見て来ました。
リラックスとしてのアロマセラピーの範疇は容易に乗り越え、今後益々必要な方へ、場へ補完療法(メディカルアロマセラピー)と予防として求められる時代になると思っています。
植物芳香療法の可能性を信じ、向き合っています。
これからもオイルやハーブを携え、希望と技術を持って患者さんの元へトリートメントに伺います。
補完療法としてのアロマセラピーの可能性と実践


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