2014年05月17日 白味噌と和ハーブのマリアージュ
出張で色々な土地を訪れていた頃、その町に詳しくなると言うことは残念ながら出来なかったのですが、
どこの土地でも食することは欠かすことはないので、その土地土地の郷土料理やお国自慢のお品、出回らないけれど地元の方に愛されているお味に出会う機会は持てました。
京都では、白味噌を使ったお料理(洋食・和食問わず)に舌鼓した思いがありますが、特に白味噌のお味噌汁は大変なお気に入りとなりました。
白味噌のお味噌汁に、生菓子の様に美しい生麩、そしてあられサイズに切り揃えられたお豆腐が入っていて、最後に山椒を利かせる。
甘味の中にもちもちとした食感と鼻に抜ける爽やかな香りと刺激。
この最高の組み合わせが気に入って、京都で材料を買っては自宅でよく作ったものです。
凝った時は生麩も作りましたが、大変手間が掛かる上、量も出来ず・・・現在もチャレンジ中です。
今、信州に住い、この土地ならではの美味しい食材にも出会いました。
信州味噌は全国に知られている名産ですが、信州・松本市で作られている美味しい白味噌に出会ってから、タラの芽やコシアブラ、ハリギリ、ウド、フキノトウ、筍などの山菜、そして和スパイスである山椒を入れていただくお味噌汁にはまっています。
これもまた山国・信州らしく乙なものです。
先日は、相棒の採って来た春の恵み・山菜と表面を香ばしく揚げたヨモギの生麩を添え、原了郭の黒山椒を添えて白味噌仕立てでいただきました。
お味噌汁を堪能したら、次にお蕎麦を入れ二度愉しみます。
美味しいですね〜。
京都の様な華やかさには欠けますが、心持ちグリーンの多い仕上がり。
白味噌と和ハーブのマリアージュ/信州バージョン。
私にとっての代えがたい黄金比、です。
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