行列のできる炊き出しには・・・

EVERGREEN

2011年07月16日 09:00

健康美食ネット主催 「地元再発見!俊幸副住職とお話しましょ」 を行わせていただきました。
瑞松寺の茅野俊幸副住職さん、みよこさん、ご参加下さった皆さまありがとうございました。
そして、洋食どんぐりのオーナー浅田さん、30年来のご友人・大町から駆け付けて下さったくろよんロイヤルホテルのシェフ山本さん、大滝グループの神出光明さん、石の癒松本店店長・内田裕美さん、スペシャルゲストでありスペシャルサンクスです。

5月にこのブログでもお知らせし、多くの方にご協力いただきました ”陸前高田市の保育園再開のためにお昼寝布団を送ろう” という後方支援をさせていただきました。
その時にご協力いただいた方から「自分にできることが目に見える形で出来て、よかった」との声を多くいただいていました。
その声を受け、その後のお布団を含めて実際に現地で活動をされ続けていらっしゃる、俊幸副住職さんや炊き出し隊の隊長さんからお話をお聞きしました。

↑今回ご協力を募った”花火”、皆さまありがとうございました。
今月末現地入りされる方々にお渡ししました。
現地のお子さんたちに贈っていただきます。
 


もうね、想いが詰まった方ばかりで「人っていいな~」と思ったし「出会いや関係性により心を溶かし、開放することの出来る人との繋がり」は大切にしたいことだと思いました。
俊幸副住職さんは、現地の要望とサポートを結びつけるコーディネーターをされていらっしゃり、現地と結び合わなければ活かすことは出来ない、心の栄養を届けましょう、という活動をこれからも長く続けていくことを決めていらっしゃいます。

松本でも6月30日に大きな地震を体験し、心に恐怖感を持ちながらも話す場がなかった方も多いと聞いています。
3・11から4カ月、ちょっと当初の気持ちが薄れてがちな期間に入った時に、この会を設けさせていただいたこと、参加者の方のお話を伺っていて本当によかったと思いました。
東日本大震災の様なことは二度と起こって欲しくないと気持ちですが、残念ながら生きている地球に住んでいる限り地震がなくなるということはありません。
いつ自分が被災者になるかも知れないことですが、恐怖感に捉われているだけでなく、また傍観しているだけでもなく、地域力だったり日常の生き方を改めて考えられました。


ランチは、阪神大震災の時から炊き出しボランティアをされている炊き出し隊の隊長、浅田さん、山本さんが実際のお料理を作って下さいました。参加者皆が想像していた「炊き出しメニュー」=カレー、豚汁=といったものとは全く違うお料理が並び、その心意気にビックリ。
浅田さんは「実際の現地では何もかも無くなって灰色一色、その中でただ食べられれば良いという炊き出し料理ではなく、彩りや美味しさも追求した移動レストランとしてやっている」と仰っていて、本当に言葉を失う程感激しました。
デザートには特に力を入れていると話される浅田さん、そしてお料理人の皆さん陰にあるご苦労や現地で出会う悲しみは心に沁み込ませながらも、とっても明るく企画をして現地に繋いでいます。


中長期的な支援が必要です。
直接の支援が難しくても「忘れずにいる」という支援は、誰にでもできることですね。
今回の講座は、学ばせていただいただけでなく”地域力”を感じた時間になりました。
    


↑この腕が皆の気持ちに沁みる食を作っています。

参加者の方のブログです。是非ご覧下さい。

   
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