今月のまめ※まめ
今月のまめ※まめテーマは古今集から 「君がため春の野にいでて若菜つむ わが衣手に雪はふりつつ(作:光考天皇)」 からイメージする豆料理。
ここ信州は寒さが厳しくしっかり四季を感じられるため、春を待ちわびる気持ちは私もとても強く思います。
我が家のお庭でも先週からムスカリが芽を出し始めています。
一日毎に季節の移りを感じます。
豆ンバーそれぞれテーマの和歌自体から、そしてその歌の余白からも感じられる風景・情景・色などをお豆料理に反映させてみました。
私はよく「色」を食したくなり色から考えた食材でお献立を決めることがありますが、和歌からメニューを決めるのは初めてのこと。
豆ンバー間でも「新鮮」「日本語の美しさを改めて感じるね」「情景を思えるのは、日本的なのかな」などいつも以上に会話も弾みました。
まめ※まめも2年目を迎え、テーマに取り組む私たちも楽しさと美味しさを追求しながらも、新しい切り口に臨めレベルアップに挑みます。
今年は、太陰暦をより意識していくの、と新年会まめ※まめで語った私に豆ンバーも賛同してくれ、今回の和歌のテーマに繋がった様です。
太陰暦をよく観察していくと、農にはもちろん、この様に和歌をはじめとする古来からの季節の感じ方が身近になってきます。
学生時代とはまた違った形で古文に親しめることは新鮮です。
【覚書】
・穂高いんげんと菜の花のマリネ
・銀てぼう、カニ、お大根の淡雪スープ
・自家製味噌の焼きおにぎり
・エビとグリーンピースのメレンゲ焼き
・小豆ポタージュ
・セリとくらかけ豆、グリーンピースのバンバンジー
・ハーブ豆乳を添えたレーズン入り餡子のキビ餅ぜんざい
・桜エビとくらかけ豆の中華風焼きパン
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