2010年01月27日 18:10
白洲次郎さん。
昨年ドラマになったり、また歴女にも人気の高い歴史上の人物として名を挙げられることが多いので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
←日本で初めて「デニム&Tシャツを着た人」と言われている白洲次郎さん
私が白洲次郎さんのことを知ったのは、高校生の頃。
日本史で吉田茂氏のことを調べているうちに出会ったのが、最初でした。
姿も大変絵になる美しくて渋さのある方ですが、白洲次郎さんのことを知れば知る程、惹かれてしまう輝きが沢山ある方です。
今までに「白洲次郎さん」に関するご本をいくつ手にしたでしょう。
奥さまは、あの白洲正子さん。ご夫婦共に、人を惹き付ける強さがある方々です。
白洲次郎さんの残された言葉=精神でとても好きなものがあります。
「カントリー・ジェントルマン」
世界を渡り歩き、あの時代のアメリカに対し個人としても対等にやり合っていた方が、表舞台から身を引き「カントリー・ジェントルマン」になられました。
でも実際は、「いざ、鎌倉」で常に国と世界に目を向け、情報を絶やさずにいらしたと・・・。
白洲次郎さんを頼り”武相庵”と名付けていた鶴川の住まい迄、多くの歴人が足を運びアドバイスを頂きに行かれていたそうです。
日常の暮らしは自然の中で物つくりを愛し、土と共にありつつ、情報や視野・そして考え方はグローバル!
長野県にも縁があり、軽井沢ゴルフ倶楽部の運営に関わられています。
逸話は数限りありませんが、一つ一つがとてもハッキリしていたり、潔くて面白い。
トヨタの”ソアラ”誕生にも名言を残されている、車にも造詣がとても深かった方のようです。
同じ日本人の中に、この様な生まれと役割・人生を歩まれ、ご夫妻共にご自分流の生き方をドラマティックに貫かれた方がいらしたこと。
白洲次郎さん正子さん、とても尊敬し憧れる方であります。