医療施設へのご提案!

EVERGREEN

2009年07月16日 07:00

ブログをはじめて、今まで以上に様々な方とお話しする機会に恵まれています。
異業種・同業種の方とブログ上でですが知り合い、お話を聞かせ頂くことは新しい価値観を得たり出来て、とても楽しく面白い時間です

そんな中、よくお尋ね頂くことは「色と香りの取り入れ方」についてです。
暮らしの中への取り入れ方は講座でお話させて頂いているので、今回はそれ以外でのご活用方法をご提案したいと思います。
また、香りや色が心理的効果も高いことが充分に知られてきて、最近は色々なお立場の方からのお問い合わせを頂きます。

今回は、医療関係者向けの「色と香りの取り入れ方」をご参考までにお話させて頂こうかしら。
今後、順を追って各業種にご提案として触れさせて頂ければと思います。

まず、医療施設に足を運ぶ時「元気!」で伺う方は多くないですね。
大体は不安や緊張感を持って院内にいらっしゃることでしょう
そんな時、色彩心理や香りの持つ心への作用を活用して頂けると、患者さんにとって心理的不安感の軽減を見込め、医療施設側の患者さんへのサービスとしてご利用頂けると思います。

最近は、クリニックの待合室などで香りを感じることがあります
やはり香りは嗜好品として捉えられる面もあるので、強い香り・個性的すぎる香りは施設の性質上そぐわないと思います。
ドクターにとって、診断に嗅覚も必要とされることもあるでしょうから、その点も含めて香りの選択をされることも大切ですね。
お勧めの香りとしては、リラックス効果のあるもの、殺菌効果を持つ、柑橘系や樹木系のものが宜しいかと思います。
一般的には、風邪の季節に殺菌効果のある香りを使う・・・などはよくあることだと思います。
ただ、もう一歩香りへの理解を進め、医療施設でも科によってメインの香りを変えられると、ベストかも知れませんね。

例えば、婦人科ならプレママさんをはじめ婦人科領域でいらっしゃる方なので、『女性ホルモンに繋がりの深い香り』を流す。(悪阻の場合は、その状況に応じて香りの対応を・・・。)
歯科の場合には、機械音や薬の香りに緊張してしまうということをよく聞きますので、メインは『リラックスでき且つ、馴染みのある香り』など、そんな選択で香りを取り入れて頂けると宜しいのでは、と思います。

実は、最近ある場所にお仕事でお伺いしたところ「他の病院では体験しなかった※※クリニックの待合室のアロマの香りが心地よかったと妊婦さんだった時の知人が言っていた」というお話しを聞いてきたばかりなのです。
香り(嗅覚)は記憶と深く繋がっていますし、気持ちが良くなった又は悪くなったと体への影響もあります。
その時の香りと共に、良くも悪くも記憶として残る訳です。

そして、また「色」も自分自身と相手にも影響を与えるため、医療従事者の方々の制服は体力的に元気のない条件下では、かなり影響が大きいと思います。
近年ナース服で多い淡いピンク色は、『思いやりや優しさを視覚的にも伝えやすいですし、ピンク色を着た人にされた好意は受け手側はより大きく受け取る傾向がある』・・・そんな色彩心理を持っています。
昔は当たり前だった、医療関係者誰もが白衣で院内も白・・・これではカラーセラピー的には清潔感を表すよりも、緊張感・孤独感を増して感じてしまうことになります。

色も香りも、患者さんへのサービスということだけでなく、そこで働く方への心理的・肉体的効果も見込めると思います。
ご多忙であり、小さなミスが大きな事態に発展する可能性も含む緊張を強いられる立場であるのですから、働く方のケアも大切だと思います。
特に医療従事者の方の’笑顔’にホッとする患者さんは多いと思います。
職場の心地よい環境整備としても、お勧めしたいと思います。
自己紹介でも触れましたが、私もセルフケアとしてはじめたことが徐々に普段ケアする立場の方の受講を頂くことが多くなりました。
ケアする立場の方にリラックス出来る時間のご提供をさせて頂くことは、私自身とても大切に考える機会になったことを覚えています

その環境に即した香り漂うクリニックが増えることは、個人的にもとても嬉しく思います。
ただ、エッセンシャルオイルの中には、深いリラックス効果のため眠りを誘うこともあり、香り吸引後の車の運転に注意が必要なものなどもありますのでご注意を!

関連記事