工房木音(もくね)さんの新作
先日、長野県筑北村(ちくほくむら)にある工房・木音(もくね)さんを訪ねて来ました。
木音さんには、私の薬用植物香草&スパイス関係のレッスンで使用したい木工製品を作っていただいたり、企画のご提案、一部のシリーズをプロデュースさせていただいています。
どの作品も実用的で温かみのあるもの、食卓に出せるデザイン性のある調理ツールです。
大きな機械を使わず、ご主人である作り手さんがお一人で手彫りされているものです。
木材は、県内産。
人工的な成分を最小限に抑えた、ナチュラル感のあるお品です。
木音さんのお品は、八ヶ岳倶楽部(山梨県)では開園時から、その他県内のホテルを始め、都内や地方都市のギャラリーさんでも取り扱いがあります。
木音さんの定番である木のスプーンたちは、往年のファンが付いており、20年来使い続けていらっしゃる方のお話も伺います。
お直しも承っていらっしゃるので、持ち主の方もより愛情を持って大切にされる方が多い様です。
今まで主宰レッスンやイベントだけでご紹介して参りましたが、今後は少しずつこちらのblogにもアップいたしますね!
また、木音さんのお品×私のワークショップも企画中です。
見て、触れて、学んで食べ、良さを知っていただく内容になります♪
前置きが長くなりましたが、木音さんの新作!”バターケース”のご紹介です。
木材は、主に桜。
よくお店で黄色い箱で販売しているあのバター(150g程度)がすっぽりとそのまま入ります。
中でも私が一番気に入っている点は、裏蓋にピタッと収納出来るバターナイフ。
ナイフと言うより、スプーンの様に少し反りがあるのです。
それがとっても使いやすく、冷蔵庫から出したてのバターでもクイクイッと取れます。
普段自宅ではそのまま蓋をして保存していますが、出張料理教室などの際は移動時のひっくり返りの防止にゴムを掛けています。
ちょうど手元にあった、鎌倉のジャム専門店ロミ・ユニコンフィチュールさんのきし麺の様な白ゴムバンドを掛けていたら、生徒さんたちが早々に気付かれましたょ。
シンプルな木箱にこれまたシンプルな白ゴムが、スッキリ好きな皆さまのアンテナに捉えられた様です。
冷蔵庫を開ける度にホッとし、食卓に出しても嬉しくなる、そんなバターケース。
このバターナイフがあるので、バター以外にご飯のお供用にも大活用!
木製製品なので、少し気を遣ってあげることが必要ですが、お手入れは木のくすみが気になって来られたら、お手元にあるオリーブオイルなどを塗り、布で磨いてあげるだけ。
日常の物に愛情が持てるって、幸せです。
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