美しい夏の風物詩〜松本の伝統文化〜

EVERGREEN

2014年08月21日 00:00

毎朝顔を合わせる”ラジオ体操仲間”
一番年下は、娘。
そして、何と二番手の若手!?が私。
と言うことでお仲間の皆さまは、人生の大先輩。

朝の短い時間の中ですが、伺うお話はじんわーりと利いて来るものばかり。
生きた授業だわ〜!
その中のお一人の方とあるお話をきかっけに「うちにいらっしゃい」と言うお誘いをいただき・・・
夏休み最後の日、娘とお邪魔して来ました。
この日は松本地方特有の「紙雛形式の七夕人形」を教えていただきました。
私自身、松本に住むようになって初めて見た時には驚いた「七夕人形」
笹飾りだけでなく、七夕人形まで飾ります。

その七夕人形は、和紙で作られている男女一体の内裏雛です。
軒先に飾り、厄を祓ってもらう厄落としとして祀ります。また、幼児の健やかな成長を願うことにも繋がっています。
松本では月遅れで七夕も行うので、その時期になるとこの七夕人形がひらひらと風に揺れているお姿を見ることが出来ます。
毎年、8月上旬に行われる「松本ぼんぼん」と言うお祭りでは、駅周辺をはじめ夕方から通行止めにし連毎に踊り明かします。
日頃は、商店が連なるメイン通りも踊り手でいっぱいになります。
その傍らで七夕人形が仲良く並んで、ひらりんひらりんと踊っています。
お隣の安曇野市には「道祖神」と言うやはり男女対の石像が知られていますが、松本の七夕人形も仲睦まじさは似ているかしら♥

その七夕人形は手作りされることが多いと言うことは聞いていたので、ぜひ作り方をご存知の方に教えていただきたいと願っていました。
その機会がラジオ体操を通じて、ふとやって来たのです。
シンプルな作り方ですが、歴史は古く江戸時代まで遡ることが出来るそうです。
今回は、和紙や千代紙を使って作らせていただきましたが、気に入った紙や布で作っても楽しく地元の文化を継承していけそうです。
有難い機会をいただき、素敵な松本七夕人形をお連れ帰りすることが出来ました。
来年の七夕は、我が家の軒先にもゆらりとしている仲睦まじいお二人と一緒に迎えられることでしょう♪



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