信州らしさ

EVERGREEN

2010年06月08日 00:00

この所、山菜の話題が続いていますが、今年は特に相棒が山菜を採ってきてくれるので、ある意味私は大忙し
山菜は他の食材と少々違い、山菜のお料理をされる方、山菜の下処理などを苦痛に感じない方でないと「季節の香りのお裾分け」が難しいかな?と思っています。
出来上がった山菜料理のお裾分けは、大抵の方に喜んで頂けるのですが(笑)

私自身も、山菜料理に馴染み深い訳でもなく、松本に暮らすようになってから信州人の相棒が”プレ仙人タイプ”であるが故、徐々に覚えた調理法になります。
毎年、山菜調理法を地元の方や詳しい方がいらっしゃると、色々と教えて頂きながら一つずつ覚えている最中です。
ですから、山菜の時季になると一年前の調理法を思い出しながら作ったり、その年の実験料理法が成功すると我が家の味として迎い入れる・・・・・そんな感じです。

我が家では、そろそろ今シーズンの山菜の季節が落ち着いてきましたが、この度出来る様になった山菜料理があります。

↑採れた山菜をお裾分けした友人から「山菜天国♪」と嬉しいご感想も頂きました。
喜んでくれた報告を頂くと、幸せな気持ちになります。

目にも眩しい、グリーン!洗い立てのわさびの葉です。

それは、私的にはちょっと嬉しくなるコト。
「信州に住んでいるからには、作りたい・・・」「信州らしい味覚」、そして「とっても美味しいから作りたい!」と願っていたものだったからです。
家庭で出来る信州料理と言うと、私はおやき、野沢菜漬け、お味噌、きのこ・・・と浮かびますが、そこにわさびが加わりました!

”わさびのお浸し”
この時季にだけメニューに加わるお蕎麦屋さんもある ”わさびそば”
そのわさびも、この”わさびのお浸し”が添えられているものです。
シンプルな調理法なのですが、過去2度失敗していて、どうしても作れるようになりたいと思っていたものです。

今、冷蔵庫に冷やして辛味を出しているところですが、なかなか良い感じ♪
本当は暑い夏にこの”わさびのお浸し”と冷酒で一杯、なんてとても風情もあり美味しいだろうと想像しますが、辛味が抜けてしまうし日持ちがしないのですね。
これは送ることも難しいそうなので、是非この時季(例年だともう少し早い)に信州にいらして、味わって頂ければと願います。
虜になりますよ
”わさびのお浸し”が作れるようになった私は、信州らしさをまた一つ覚えられて嬉しいのです。


さて、こちら、とても珍しい山菜だそうです。
オオナルコユリ

↑相棒も見付けた時は小躍りしたかな?
オオナルコユリをお浸しにして頂きました。
アスパラに似た甘みとシャッキとした歯触りの中にとろみがあり、とっても美味しい。
でも、大変珍しい山菜でなかなかお目に掛かれません。

今シーズンは、この他にも標高の高い所でしか採れない”ユキザサ”、私は初めて口にした”ハリギリ”など初対面した山菜も多く、季節を存分に楽しみました。感謝。


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